電子コミックランキングの「月額・定額制での漫画読み放題」編です。海外で定額制の音楽サービスが大流行したことから、火がついたデジタルでの定額サービス。その後、電子コミックでも定額サービスが開始され、日本でもトレンドとなりつつある超人気の登録方法です。一部の比較的大きなサイトでしか実施されていない(もしくは小さいサイトでショボい!)ことを除けば、そのお得さは間違いなしです。
ランキングを1位から6位(+α)までズラーっと並べていって、最後に結論をまとめています。なので、「一言で言って!」という方は最後の総評だけを読めば大丈夫です。
第1位:コミックシーモア
読み放題ライト | 読み放題フル | |
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月額(税込) | 780円 | 1,480円 |
1巻作品 | 717タイトル2,710冊 | 5,370タイトル10,563冊 |
1話作品 | 1,076タイトル23,381話 | 9,442タイトル79,595話 |
取扱ジャンル | TL・BL・大人向け以外 | 全部 |
その他 | 電子コミックサイト(サイト内アプリあり) |
無料で読み放題を謳っているサイトがあることを考えると、料金は安いとは言えないかも知れません。しかし、そのぶん他社に比べて圧倒的にタイトルが豊富です。さらに、大人向け・BL・TL作品の品揃えはナンバーワンです(公式サイト)。
弱点は、不朽的名作や最新のコミックの配信取り扱いが少ないこと。理由は簡単で、単品でバンバン売れていく漫画を安易に読み放題にすると商売上がったりだからです\(^o^)/
ですから、その辺りが気になる方は、じっくり立読みしてみてから登録するかどうかを決めると良いと思います。とくに、大人向け・BL・TL作品がたっぷり読みたい方は、ぜひ立ち読みしてみてください。
第2位:マンガ読破!
月額(税込) | 完全無料 | |
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閲覧作品 | 2,000冊~ | |
取扱ジャンル | 古い漫画中心 | |
その他 | スマホ用アプリ アプリ内購入あり 広告表示あり 毎週火・水・木曜日に新作マンガ追加 |
多くの電子コミックアプリの中でも、ダウンロード数が多く評価も高いアプリです。広告表示される代わりに、マンガが無料で読めるようになっています(公式サイト)。
弱点は、読めるタイトルは2,000冊程度であること。毎週ラインナップが続々と増えているものの、ちょっと物足りない数字だと思います。
あとはとくに古いタイトルが多いです(80~90年代作品)。その時代が懐かしく感じられる世代でしたら、読んでる間は少年時代に戻れるかも知れません。もちろん、今の若い世代が「こんなマンガがあったんだ、面白い!」と思う作品にも出逢えるでしょう。何しろ「ホットロード」が映画化してヒットしている昨今ですから。
第3位:絶版マンガ図書館(旧Jコミ)
プレミアム100会員 | プレミアム300会員 | |
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月額(税込) | 108円 | 324円 |
閲覧作品 | 数不明(無料会員になれば成人向け作品も閲覧可能) | |
取扱ジャンル | 古い漫画中心 新品の紙媒体では購入できない絶版マンガも掲載 |
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特徴高画質版(1170 x 1654) | 本棚機能30冊 広告非表示 メルマガ「はんぺん」登録 |
本棚機能150冊 スマホ用アプリも広告非表示 豪華版メルマガ「はんぺん300円」登録< |
その他 | 電子コミックサイト スマホ用アプリあり 無料会員あり(広告表示あり・本棚7冊) マルチデバイスでの閲覧可能 |
かなり古いマンガも取り扱われているサイトです(公式サイト)。とくに、絶版マンガということですが、作者・編集の方から「載せて欲しい」というオファーも出来るようですね。
基本的には完全無料の読み放題となります。会員登録しなくても全年齢向けの作品であれば閲覧は無料ですが、無料会員になると成人向け作品も閲覧できるようになります(もちろん18歳未満はダメです)。
並ぶタイトルの絵柄の雰囲気は60~70年代の雰囲気でしょうか。結構古い感じは漂っています。 最近の出版業界は正直かなり厳しいので、発売後すぐに絶版になってしまうマンガも少なくないようです(特にBLなどで出版元が零細出版社の場合)。
ですから「そういう漫画をもっと掘り起こして、あまりにも古いものばかりではないようにしてもらいたいなー」という気がします。
第4位:DropComics
2014年10月にリリースされました公式アプリです。「人気コミックが無料で読み放題!」という触れ込みのスマホ用アプリ。ベストセラー、アニメ化、ドラマ化、ゲーム化作品など、比較的古い名作を全巻無料で読むことができます。
第5位:BL☆美少年パスポート
2014年秋に開始されたKADOKAWAのブランドカンパニー・エンターブレインが運営する電子書籍専門のBL漫画レーベル「BL☆美少年ブック」の読み放題コース(公式サイト)。月額499円(税抜き)という定額が嬉しいけれど、たった400冊程度と品揃えがあまり良くない。
第6位:ブックパス
月額(税込) | 590円 |
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閲覧作品 | Android:16,000冊 iOS:12,000冊 |
取扱ジャンル | コミック・雑誌・小説・実用書・写真集 |
その他 | auスマホ専用電子書籍サービス スマホ用アプリ auスマートフォン&auID必須 |
「auスマートフォン専用」ということで対象者はかなり限られますが、こちらも読み放題定額制(公式サイト)。 「読み放題」として公開配信されているタイトルとしては、今まで紹介したサイトのどこよりもキレイめデザインに大手企業の財力を感じます。
「アラカルトプラン」というものもあり、こちらは通常の電子書籍サイトのように1冊単位で購入可能。アラカルトプランになると、対象の取扱冊数が10倍に増えます。
第7位:ブック放題
月額(税込) | 500円 |
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閲覧作品 | 雑誌:130誌以上 マンガ:1,000冊以上 |
取扱ジャンル | コミック・雑誌 |
その他 | SoftBankスマホ専用電子書籍サービス スマホ用アプリ SoftBankスマートフォン&S!ベーシックパック加入必須 |
「ブック放題」は、かんたんにいうとauブックパスのSoftBankバージョン(公式サイト)。 正直言って特筆すべきところはないです。「月500円位ならいいか」という適当に雑誌を読みたい大人が使うサービスという印象です。
注目:Amazon「Kindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)」
アメリカで2014年夏に始まった「Kindle Unlimited」。日本でも2016年8月3日から、サービスが開始(公式サイト)。日本では、月額980円で、12万冊以上の国内の書籍やコミック、240誌以上の雑誌、120万冊以上の洋書が読み放題となります。
ただ、やっぱり日本では、マンガの展開が弱いです。新作や人気作をあまり読むことができません。また、集英社やKADOKAWAの漫画も読めません。
アマゾンジャパン(東京・目黒)は3日、日本で電子書籍の定額読み放題サービス「キンドルアンリミテッド」を始めた。講談社や小学館など大手出版社が参加し、書籍やコミック、雑誌など国内作品は12万冊を超える。ただ新作や人気作品は少なく、集英社やKADOKAWAは開始当初からの参加を見送った。
(参考:日本経済新聞)
日本での読み放題は「絶版作品や古めのタイトル作品に限られている」のが、現状です。
まとめ:一般のマンガならAmazon、大人・BL・TLならコミックシーモアがおすすめ!
まとめとしては、一般のマンガを読みたいならAmazonのキンドル・アンリミテッドがよいです。
ただ、「大人向け」「BL・TL」漫画を読み放題したいなら、コミックシーモアで決まりです。
「どうして?」という謎は別記事でお話しています。かんたんにいうと「読める作品が、とっても多いから」です。詳しいレビューを知りたい方は別記事をみてみてください。ライトプランとフルプランが存在していますが、違いと選び方について知ることができますから。ほんの1分間あれば自分に合う読み放題を選ぶことができます。
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