宝石の国を試し読みしました!
【空想的な世界・イラスト・ストーリーが楽しめた】
宝石の国って「運気上がりそう!」と思ったのが試読したきっかけです。それからすぐに話のあらすじを見てみると、28人が宝石の体を持っていて、その体を狙う月人に対抗しようと、装飾品に何らかの役割を与えていたというもの、でした。
しかし、中心のフォスだけが役割を持っておらず、まとめ役の先生が博物誌の編纂を頼むという話です。つまりは、28人は宝石みたいにきれいな結晶でできていて、それを狩ろうとする月からやってくる敵と戦うというSF漫画ですね。
1巻が出るときにアニメのプロモーションビデオが公開されたほどの話題作で、再生回数5万回以上というのですから「やっぱりみんな運気あげたいのだな」と思いました。
宝石の国を試し読み
私自身、宝石の国を読んだのはつい最近なんです。というのも、売っていないんです。PVの影響なのかどうなのかわかりませんが、どこに行っても売っていなくて、友人を訪ね歩いてやっと回ってきたんです。
で、手にとって見たんですが、貸してくれた友人からの一言。「絶対にブックカバーは外すな」。何だろうと思ってみてみたら、表紙の紙が凄い。「いくらするんだ、この紙は?」と思えるくらいに輝いていて、友人の言葉にも納得しました。
作者の市川春子さんが大好き
市川春子先生は本当に絵も世界観も独特で、私の周りにもファンが多いです。どんなに大きな音の鳴るようなシーンであっても、絵が非常に静かなんです。風の吹く草原でゴーシュとモルガが話しているシーンがあるんですが、草の表現だけで風の音が聞こえてくるようです。
宝石の国には月人とのバトルが当然あるわけなんですが、音があるけどないような不思議な雰囲気の絵で、こんな表現ができるのはおそらくこの作家さんだけだと思います。
市川春子先生自身、グラフィックデザイナーで、手塚治虫文化賞新生賞を受賞している方なので、その実力は絵も内容も申し分ありませんし、安心して読書にのめり込める私が大好きな漫画家さんの一人です。
ここだけの話、漫画家さんって、細かいところのデッサンが狂っていたり、ストーリーに矛盾や後付がある人が多いんですが、この話は絵もしっかりしていますし、おそらくトーンとベタとホワイトのバランスがいいのだろうと思います。設定もしっかりしているので、読後感もいいです。
試し読みなら電子コミック
今後の展開が非常に楽しみ。今までアフタヌーンは読んでいなかったのですが、単行本が手に入りにくいということもありますし、今後も気になるところが多いので、興味のある方は電子コミックで読んでみるのがおすすめです。
空想的な世界、イラスト、ストーリーが楽しめるということだけは間違いありません。女性も男性も楽しめる本なので、SFが好きな方にお勧めの本です。
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