潔く柔くの感想とネタバレ

第1話目を見たときにあまり好きな感じじゃなかったから、どうかなと思ったことだけ覚えています。
というのも、最初の話、由麻が通学電車で毎日痴漢に悩まされていて、
それを由麻に片思いしている同級生が守るから一緒に通学するっていうところから始まっていくんですが、
由麻には別に気になる男性がいるわけです。

 

結果的にはその気になる男性生物教師の梶間を取るような形になっているんですが、ちょっとそこまでの行程が私的にはないかな、と。
真面目一辺倒な学校で育ったせいでしょうか^^;
授業を妨害するのもありえないし、授業中携帯をいじったり、保健室を寝床代わりに使うというのも私の中ではありえないのですね。

 

何より私的にありえないのが、流れで周りからも押されるような感じで付き合ったら、そのまま流れで最後までしてしまうこと。
本当にいいの?と思ってしまうし、だから「最近の若者は・・・」とか言われるんだよと思ってしまう漫画の典型的例だったんです。

 

ただこの潔く柔くは、10通りの話があるので、好きな話を探せば探せるはず。
ストーリーとしては関連性があるのでわかりやすいんだけど、それぞれ主人公が違う。
最後はカンナが主人公の話で終わっていくんだけれど、どうもすっきりとしないのは、結局カンナのハルタに対する気持ちが未消化になってしまったから。
まあ、解釈も人それぞれの漫画なので、自分なりの解釈をしていけば、十分面白みが持てる漫画になるのかなと思います。

 

まだ1回しか読んでいないせいもあって、面白みを感じられていないんだと思います。
面白みが分かれば、映画も見てみようかなと思うかもしれない。
この潔く柔く、自分の過去と投影できるシーンがまったくないということもあったり、1話目の由麻と梶間の話からして受け入れられなかったりしたせいだとは思います。
絵柄が好みではなかったというのもあるんでしょうけどね。これは人の好き好きだから仕方ないと思う。

 

昔の漫画と比べて絵柄が多少変わっているせいもあるかもしれませんが。
カラーの描き方とか塗り方とか、プリンシパルに比べると変わっているし、最近の漫画タッチになってしまった漫画家さんのひとりかと思います。

 

やはり潔く柔くを読むなら1話目はおまけ程度に考えたほうがいいかもしれません。
2話目から話の本編が始まる感じなので、割り切ったほうが面白くなると思う。
そうやって見ていくと、1つの事故をめぐって展開していく話、ということで話もまとまっていく。
複雑に入り乱れるたくさんの感情が織り成す物語が好きな方にお勧めです。

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