暇な時の過ごし方。
一人で読むための漫画『坂本ですが?』が笑える
予定もなく一人きりで過ごす暇な時に何をしようか思いつかず、気づいたら一日が終わってしまっていたなんてことは良くありますよね。
そんな一人での暇な時の過ごし方として、ぴったりな作品があります。
その作品は、書店員が決めるおすすめ漫画にノミネート(まだ巻数のすくないもの)されていて、注目度も非常に高く、面白さも十分に期待できます。
ずばり、佐野菜見原作の「坂本ですが?」です。
一人でいるときの暇な時の過ごすのに『坂本ですが?』を読んでみた
主人公・坂本は何もかも華麗にこなす高校生。何気無い仕草がいちいち決まっていて女子からは大人気。
男子や教師の反感を買ってなんとかして陥れようとされるのですが、何が起きても全く動じず、スマートにかわすだけでなく、
仕掛けた方をも、彼の魅力に感激させてしまいます。
坂本に痛い目を見せようとしていた不良が、逆に坂本に憧れて、坂本の写真を待ち受けにしようかな…と呟くほどです。
一体坂本は何者なんだろう?!と気になって仕方ないのですが、今発売されている全二巻では素性は全く明らかになっていません。
このままただただ向かう所敵なしで進んで行く予感がします。新しいタイプのギャグ漫画といえますね。
主人公・坂本の魅力
何でもできる坂本ですが、ヒーローのようにかっこいい技を使うわけでも、特殊な力を持っているわけでもなく、庶民にも親しみのあるチープな無敵さが魅力です。
反復横とびを高速で行って風を起こしたり、シャボン玉で丸以外の形が吹いて出せたり、初めてのバイト代で買いたいものが分度器だったり。
つい、思わず笑ってしまうので、(人目につかない)一人で読むのに最適な漫画だと思います。
一人の暇な時間に感動さえ巻き起こる
ひとつひとつのお話が、坂本の華麗な身のこなしとぼけているのか、本気なのか分からない斬新な切り返しによって面白おかしく進むのですが、
最後にはちょっと迂闊にも感動してしまうような終わり方をするのもまた魅力の一つです。
特に、いじめられっこのクラスメートの久保田を、ただ助けるのではなく、誇りを取り戻せるようにサポートし、
いじめられっこを卒業させることができた場面ではなかなか深いものを感じましたし、
その後久保田が坂本にとっても良き理解者であり大事な存在になっているところは、読んでいて嬉しい気持ちになりました。
これから坂本がどんな人たちと出会い、どんな影響を与えて行くのかも楽しみですし、どんな風にピンチを切り抜けていくかも見逃せません。
完璧な上に美男子ということで、クラスメートの女子だけだなく、世のおばさま方も魅了する奥様キラーというのも納得です。
一人きりの暇な時間是非、坂本の魅力を感じて見てください。
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