欲望スイッチ(無料漫画)は、表紙がキレイですごく気になっていた漫画です。
シンプルな表紙なんですよ。男性2人が横向きに描かれていて、バックは赤一色。
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でも私、こういうシンプルな構図が好きなんですよね。しかも絵もきれいな部類に入る方なので。
漫画のネタバレ
設定がまたベタ。絵に描いたようなベタ。主人公がまずヘタレがつく教師の荒木。相手が天才書道家の冴島。このヘタレと天才というのは本当にベタすぎて、思わず笑ってしまいます。内容もベタ。逆に感心してしまうくらいのベタ。荒木が通勤中見かけた冴島に一目ぼれしてしまうという感じなんですね。
しかしながら、この普段温厚で癒し系ともいえる冴島は、あるスイッチが入ることで、かわいくなってしまうということなんです。いや~、誰ですかこのベタ設定をベタなままに書き上げて面白くしたのは、という感じです。と思ったら、この作家さん、ベタとまでは行かないけどベタに近い設定をよく描いている方でした。
幼馴染とか、親が宝くじに当たって子どもの人生一変するとか。だからこそ、欲望スイッチもベタながら面白く仕上がっているんですね。納得。
まあ、そのスイッチが気に入ったタイプに出会うと変わるというものなんですけども。最初の展開もベタですが、やっぱり展開の持っていき方が上手いので、素直に楽しめます。
けっこう学校教師が絡んでくるBLって見るんですが、これもやっぱり小学校教師(高校のほうが多いから、小学校は珍しいかな)で、いろんなとこにベタな設定と展開とストーリーが散りばめられながらも、オリジナリティあふれるコミカルな場面が多いので、素直に楽しんでいいと思います。まあ、ある意味二重人格的な冴島がきれいなので、楽しんでみてもいいかも。
楽しむポイント
この話全体でいえることは、自分の萌ポイントというか、お楽しみポイントを見つけてほしいということですね。私的には冴島の豹変振りがお楽しみポイントなんですが、ベタ設定でも楽しめるな、と一つには絞り込めません。
同時収録のほうで、国会議員の冴島の兄が出てきますが、こちらも同じく欲望スイッチを持っている人なので、設定それでいいのかな?と思ってしまうことも…。まあ、マンガだからいいでしょう、とマンガというよりBLだから許されるということで。現実世界は無視して楽しんでください。ですね(笑)
兄弟2人の豹変ぶりがそれぞれ違っていて楽しめるので、私的にはお得感100%です。ベタすぎるベタや二重人格物が好きな方にお勧めです。
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